2年連続準優勝 楓使い大樹氏
今回は第弐章月華2部門の準優勝、大樹さんにインタビューです!よろしくお願いします!
大樹 よろしくお願いします。
まずは準優勝おめでとうございます。
大樹 うーん、準優勝は褒められたものではないよね。残念な気持ちの方が強いです。
2大会連続しての準優勝は十分すごいと思いますが……同じ相手との決勝というのもあって悔しい気持ちの方が強いというかんじでしょうか?
大樹
そうですね。説明が難しいのですが、1回目の準優勝は普通に嬉しかったですね。
2回目は1回目を超えられていない悔しさの方が強いです。そして、記憶に残る試合という名戦になっていないと思うんですよ、その回って。
名戦になっていない……?
大樹
決勝戦は完全勝利したり2対2までもつれましたけど、お互いの試合がまだまだ物足りないかんじがありますね。結果として視聴者の人達の記憶にあまり残っていないのではないでしょうか?
変な言い方をすると1回目から成長していないような、そんなかんじで不完全燃焼です。
ひょっとして決勝までの試合にもそういった物足りなさはありましたか?
大樹 失礼な言い方になると思うのですが、前回は調整不足の意識が強くて、檀上まで上がれるイメージすらなかったんですよ。当日のスタッフ仕事も忙しかったし(笑)
確かに主催としても大忙しの一日でしたよね(汗)
大樹
対戦相手の相性に救われて上に上がったかんじだったので、私が準優勝っていうイメージの人少ないんじゃないかなって思います。
R-MOONさん 対 RYOさん、恭也さん 対 白うさぎさんとかすごく盛り上がったじゃないですか。ああいう盛り上げをできていないっていうのを感じていますから、悔しいですね。
恭也さんの響は盛り上がりましたね。キャラ愛って単語が飛び交ってました。
大樹 うん、本当にそうだったよね。彼は盛り上げてくれたと思う。
そうすると、前回の反省から最終章ではしっかり優勝を狙っていると期待してよいですか!?
大樹 調整はいろいろあって不十分なのが本音ですが、きっと何年経っても十分!っていう状態まで仕上がらないと思うんですよ(笑)。なので、前回と違ってやれるところ、やれないところをしっかりと把握して大会に臨む調整はしっかりやっています。優勝以外は同じという気持ちで臨むので期待していてください!
いい回答をありがとうございます!
優勝するだけなら斬鉄。だが選んだのは楓――その理由とは?
『きっと何年経っても十分!っていう状態まで仕上がらない~』のところで、ヒカルの碁の『神の一手』が連想されました(笑)
大樹 『ヒカルの碁』は、共感するところ多いんですよ。『名戦は一人では生まれない』とかね。
あ、ありましたね。
大樹
今回は優勝したいので予選からガチ勢と言われるベテランプレイヤーにむしろ当たりたい気持ちです。ベスト8に残ることを目標にすると逆なのですが、優勝以外の結果は同じと考えれば、予選で強いプレイヤーと当たって勝つことで檀上での自信がつきますから!
逆にKOF勢、MOW勢のベテランは全く分からない動きをしてかつ、格闘ゲームの根本がうまいと思うので当たりたくないです!!(笑)
いいこと言ったと言っているのに後半は要らないんじゃない?(笑)
大樹 本当なんですよ!俺にとってのクジ運が悪いっていうのは、そういうブロックに入ることです。
かなり優勝を意識していますね。
大樹 あ、話の流れがおかしいかもだけれど、大会に優勝することが目的ではないんですよ。
おお?というと?
大樹
優勝するだけであれば、自分の力斬鉄ならほぼ優勝できると思っているので。これは周りのプレイヤーが力斬鉄との対戦経験が最近少ないからというのもあります。ではなくて、自分が使い込んでいる『楓で優勝したい』というのが本音です。
力斬鉄や力骸を使えば簡単に勝てる、または強キャラをうまいプレイヤーが使うと驚異的であるというのは、自分以外のプレイヤーが実践してくれていると思うんです。
ふむふむ……。
大樹
となると、自分は使い込んでやりこめば、楓というキャラでもここまで行けるんだ!というのを見せたいです。
777さんのキム、ごんちゃんのほたるを見て純粋に感動したことも、こう思う理由のひとつです。
確かに彼らの優勝には会場が沸きましたもんね!
大樹 うん、本当にすごかった!おこがましいですが、自分もあんな風に会場を盛り上げたい。それは魅せ連続技を行うとかではなくて、努力の結晶を檀上で見せればついてくるものだと思うんですよね。
ただ"勝つ"だけでなく、自分の信念を貫いて勝つ、と。
大樹 そうですね。日月星辰に優勝することの意味は大きいですが、これを私が力斬鉄で出て優勝しても自分も納得できないし、周りも盛り上がらないと思うんですよね。言い方が難しいのですけれど、強キャラの優勝を否定するわけではないですよ。私が力斬鉄とか使ってもってかんじです。似たようにR-MOONさん、TAKさんが力骸に転向して優勝されても、えーーってなると思います(笑)
わかります(笑)
『大樹といえば楓』の印象はもうみんな持ってると思います。
大樹 うん、そうだよね。主人公キャラとして意地を見せたいです。
その人を象徴する信念というか愛というか、そういうので勝ちあがるのって努力無しではなかなか難しいから、茨の道とわかって進む姿に美学すら感じます。
大樹
自分は月華の剣士というゲームがすごく好きなので、少しでも知らないプレイヤーに興味を持ってもらいたいです!
ちょっと宣伝。『剣舞伝世』というブログで月華の情報発信を行っています。私以外にR-MOONさん、TAKさんと共同で更新していくブログになります。月華に興味がある方はぜひ見てください。更新頻度は高めで頑張っています。
楓で勝ちあがって壇上で語るしかないですね!
大樹 です。結果を残さないと意味ないので頑張ります。
今大会で期待しているプレイヤーは挙げきれない!?
因みに最終章へ向けて注目しているプレイヤーって結構いますか?
大樹 多すぎて全ては挙げきれません!
そんなに!?
大樹 うん、多いですね~。
注目選手が多いとそれだけ大会の注目試合も多くなりますし、これは楽しみです!
大樹 強いてこの場で挙げるなら、ジュンローさん(力天野)、TAKさん(技鷲塚)、TAKUMIさん(力刹那)です。
3人に絞った理由は?
大樹 ジュンローさんは、月華シード争奪戦のポイント1位の優勝であり、4/21のシングル大会でも優勝しています。使用しているキャラクターも強くプレイヤーの成果として申し分ないので、優勝の最有力候補だと思います。普通に考えれば今大会も優勝しないとおかしいくらい。まあ、頑張って阻止しますが(笑)
他の2人はどうなんでしょうか?
大樹
TAKさんは私が知る中で一番月華がうまいプレイヤーです。ただ大会にあまり興味がないんですよ。対戦していて、とても楽しいし、実は合間を見つけて月華をプレイしているんですよ。1人でもCPU戦やったり。
1人だけ月華の枠を超えた動きをするプレイヤーなのでぜひ壇上に上がって、月華の面白さを伝えてほしいです。今後もTAKさんと密度の濃い対戦をできるなら、大会がなくてもモチベーション維持できそうなくらいです。
なるほど。
大樹
TAKUMIさん(前回『たくみん!』でエントリー)は、刹那で前回ベスト8まで上がっているプレイヤーです。TAKUMIさんはゲームのコツをつかむのが上手く、キャラで負けているところをしっかりと対策して動いてくるので、対戦していつも鍛えられています。時間がない時にイメージトレーニングして対策を考えることの重要性を教えてくれており、それを実践してくるからすごいです。
恐らく、私、TAKUMIさん、TAKさんの3人がここ一年間では一番月華をプレイしているんじゃないかな。
って、プレイヤーのことを語ったら、こんなに長く(笑)。だから喋りきれないんですって!!
良く分かりました。興味深いお話ありがとうございました。
多忙極める日々での癒しとは?
ところで、ここでちょっと月華から離れた話題になるんですが、
大樹 来ましたね~。なんでしょう。
アトリエシリーズが好きだとかで……『アーシャのアトリエ』はもちろん購入予定です?
大樹
え、PS3の新作だっけ?もちろん、買う予定です。
アトリエシリーズはアーランドシリーズっていうPS3から入っているから、マリー、エリーとかの王道は知らないんですよ。
なるほどー。前回のインタビューでもロロナからですって言ってましたもんね。
大樹 だからアトリエシリーズ好きっていうと、真のファンに怒られそう!
大樹さんっていうととにかく忙しい人ってイメージがあるんですが、いつアニメ観たりゲームしたりしてるのかすごく気になります!
大樹 アニメは前期見ていたのは『未来日記』くらい。これは面白かったですね。ドラマ版も見たけど、これは爆死な予感w
爆死(笑)
大樹 アニメ、ゲームは長い電車通勤時間にこなすことが多いです。なので、PS3みたいな据え置きはプレイする敷居が高いですね。据え置きについては集中的に日数を取って終わらせるスタイルですね。最近やったのはFF13-2くらい。追加DLC増えているけど、もちろんやってない!
据え置き機は多忙な社会人には確かにきつい……。
大樹 うん、本当にそうです。アトリエやれるかは不安!
前回のインタビューでは訊かれてなかったんですが、好きなアニメのジャンルとか作品とかあればぜひ教えてください!
大樹
ジャンル!?難しいなー。ノリで見ているかんじかも。
最近は『未来日記』、『偽物語』を観ていたけれど、今期は『氷菓』観ようかなーって思っているくらい。
個人的には『DEATH NOTE』みたいな心理戦とか好き。なんだけど見ているものと合ってない(笑)
(笑)
確かアニメやゲームだけに留まらず、イベントにも参戦されたりしてますよね。行動力がすごい(笑)
大樹 イベントってテイルズフェスティバルとかペルソナ舞台とか?
それですね。
大樹 うちの嫁がイベント好きなので、一緒に行くかんじです。一人で行ったイベントはないかな…当選すればさっき話した『未来日記』アニメイベントは初の一人で行くイベントになりそう!
なるほど!その上、日月の主催もこなすという……ひょっとして寝る時間ないんじゃ(汗)
大樹
追い込みの今は、マジで厳しいです!!
なので今はゲームプレイ時間を削っていますね。アニメを見ている時期はゲームをせず、ゲームをしている時期はアニメを見ていないかんじでしょうか。両立は出来ない!(笑)
イベント準備の時は両方を削らないといけない。仕事は削れないし…削りたいけど(笑)
『ドラゴンボール』にある精神と時の部屋でもないと両立が難しそうですね……(笑)
日月星辰製作委員会としての大樹に迫る
そうそう、日月の主催としての大樹さんにも触れておきたいんですが、
大樹 はい。
ずばり『最終章』は過去と比べてもすごい舞台になりますか!?
大樹 何をいまさら…。すべては過去になるくらいの良い出来ですね。そして、その舞台を飾るためにプレイヤーとしても頑張ります。
すべては過去になる、素敵な答えです。
大樹 なんか過去の大会って自分はKOFのルガールみたいなかんじなので、主人公キャラ使っているとは思えないパターン。自らで大会を主催し、強者を集めて、決勝戦で負ける!!
ルガールって(笑)
では、最後に最終章へ向けて、プレイヤーとして、そして主催として一言お願いします!!
大樹
『日月星辰』はプレイヤーの皆様のおかげで、毎回素晴らしい大会になりました。次回、最終章は今まで以上にすごい大会になっているので、期待してください。参加できるかわからない方もぜひ、エントリーだけはしておいて、来れたら来てください。きっとこれが更新されて数時間後には〆切になります!!
プレイヤーとしては…。自分は『月華の剣士』を宇宙一といって良いほどプレイしていると思っています。そしてこのゲームが大好きなので、自分の信念を貫いて盛り上げます。檀上で決着をつけたい相手もいるので、頑張ります。皆様、応援よろしくお願いします!
かっこいいコメントありがとうございます!!
本日はどうもありがとうございました!!
大樹 はい、ありがとうございました。大会終了まで主催としてお互い頑張りましょう!